あなたはどこで勉強しますか?
学校や塾で学んだ内容を確実に自分のものにするためには自己学習が欠かせません。
もちろん自己学習の主体となる場所は自宅ですが、自宅だと誘惑するものが自分の周りに多くて勉強に集中できないという人は多いですね。
そこで図書館という選択肢があがってきます。
目次
図書館で勉強するためのの基礎知識
行く前に調べておきたいこと
先ず図書館について基本情報を確認しましょう。
これらの情報は図書館ナビ で調べられます。
場所
遠すぎたら頻繁に使えませんから、自分の生活範囲にある図書館を探しましょう。
交通機関
駅に近ければ利用しやすいですね。
休館日
行ってみたら休館日だったってことよくあります。事前に調べて行きましょう。
開館・閉館時間
学校帰りに寄る場合に大切な情報です。
駐車場・駐輪場の有無
自転車で行くとしたら、これも知っておかなければなりません。
自習室の有無
勉強する目的で図書館に行くなら、この情報は大切です。自習室がない場合、自習そのものが禁止されている図書館もあります。
パソコン・タブレットの持ち込み
学習関係の動画の視聴や、英語のリスニング練習は、音漏れのしないイヤフォンを使いましょう。
レストラン・カフェの有無
休日に図書館を使う場合、食事ができる施設があるかないかは大切です。
図書館で勉強するメリット
では図書館で勉強するメリットとは何でしょうか?
図書館は勉強に適した環境してくれる
まず考えられる理由は勉強する環境としての図書館です。
ひとりになれる
友だちや家族と別々になって、ひとりで勉強できます。
静か
勉強に集中するには静かな場所が必要です。図書館はその目的にうってつけです。
雰囲気が好き
図書館は静かであるばかりでなく、アカデミックな雰囲気もあります。その空気感に浸っているだけでも勉強する気分になれます。
空調が適切
図書館の空調は適切な温度管理がされています。また湿度の管理も完璧です。なぜなら温度や湿度の急激な変化は書籍の劣化要因の原因になるからです。
料金がかからない
公共の図書館は無料です。それは図書館法に「公立図書館は、入館料その他図書館資料の利用に対するいかなる対価をも徴収してはならない」とあり、「図書館無料の原則」に基づいているからです。国民の教育の機会均等が実践されているのですね。
図書館を勉強のために利用するときのヒント
図書館を勉強場所として利用する場合、他の図書館利用者の方に迷惑にならないようにマナーを守るのは当然ですが、それ以外にも心得ていた方がいいことがあります。
たとえマナーが悪い人がいても気にしない
図書館で気になってしまうのはマナーの悪い人の行動ですね。
例えば、自分が勉強しているとなりの席で、だれかが会話をしていれば、たとえ小声であったとしても気になって勉強に集中できません。「ここは私語禁止だぞ」と文句をつけたくても、なかなか言えませんね。
公共の場では、残念ながらマナーが悪い人は一定数かならず存在しています。それをいちいち気にしていると自分にとって損です。
周りにマナーが悪い人がいても気にしないようにしましょう。もし気になるようなら図書館のスタッフに相談してもいいのです。
本来は静かな図書館ですが、場合によっては耳栓を用意して自己防衛したっていいのではないでしょうか。静かにしない人の方が悪いのは当然ですが、それがずっと気にしてしまう弊害から逃れるために、そこは割り切るべきです。
図書館の特性を最大限活用しよう
図書館は本来、収集された本や資料を一般の人が閲覧する場所です。そのため読書や研究に集中できる環境となっています。
しんと静まり返った図書館に入るだけで落ち着く感じがしますね。
これは、とりもなおさず勉強に適した環境でもあるのは確かですが、しかしそれだけでなく、この図書館の雰囲気を積極的に利用することも考えてみましょう。
勉強の習慣付けに利用する
学校が終わって家に帰ると、直ぐに勉強する気になれず、動画やゲーム、漫画などで無駄な時間を過ごしてしまいませんか?
直ぐに勉強するモードに切り替えるのが大変なんですよね。
では勉強モードに切り替えるスイッチとして図書館を利用してみてはいかがでしょうか?
学校から帰るときに必ず図書館に立ち寄ると決めるのです。図書館で少しでも勉強をして、それから自宅に帰り自己学習を開始すれば、勉強するモードに切り替わりやすくなります。
このとき図書館で行う勉強は、そこで完結させてしまうのではなく、途中で切り上げてしまいましょう。その続きを家で行うようにするのです。そうすれば、家で勉強を開始するときの敷居を低くできます。
試験のシュミレーションを行なう
受験勉強の仕上げの時期なら、本番の試験と同じように試験のシュミレーションを行うのはとても大切です。本番の試験と同じように時間を区切って問題を解いてみるのです。
また、その練習を行うことで集中力も高められます。時間内に問題を解く練習をしましょう。
学校の授業がない土曜日や日曜日には午前中の早い時間から図書館に行くことができます。1日を試験日に見立てて図書館で試験の予行練中してみれば自分の弱点も見えてきます。図書館の雰囲気は試験会場に似ています。図書館で試験のシュミレーションをして本番の試験に備えましょう。
まとめ
勉強しやすい環境としてだけでなく、その特性を最大限に活かして図書館を利用してみてください。