【受験勉強】試験は時間との戦い!今から始めるアナログ時計活用術とは?

今は腕時計をする人が少なくなりました。スマホでも時間が分かるので、あえて腕時計をする必要がないのですね。

しかし受験のためには、どうしても独立した単機能の時計が必要です。

試験本番でスマホは使えません。

試験会場に時計があるかどうかは行ってみなければわかりませんし、たとえあったとしても自分の席から見にくいかもしれません。それにいちいち顔を上げていたら周りの受験生が目に入って集中力を削がれてしまいます。

また試験は時間との勝負です。

残り時間の把握だけでなく、この問題は解くのにどのくらいの時間がかかるのか、またはどこまでやればいいのか、事前の見積もりがなければ試験に失敗してしまいます。

自分の時計は受験勉強の早い時期から手に入れて日頃から活用しましょう。そして時間を管理しつつ集中力を高める方法を知って受験に打ち勝ちましょう。

時計の心理的効果

時計は現在の時間を知るだけではなく、いろいろな効果があると知っていますか?

時計はその使い方によって受験勉強にもよい効果を生み出せるのです。

試験本番での時間管理はもちろんですが、限られた時間で集中力を高めることだってできます。

試験中、時間は敵にも味方にもなります。

時間を気にしすぎると集中力をなくしてしまいますし、気にしなければ時間配分など時間管理で失敗してしまいます。

普段の勉強で時間を意識するか

試験本番では時間内で解くのが当たり前です。試験時間がない試験なんてありません。

しかし普段の勉強ではこの重大な点を忘れがちです。試験は時間との戦いであることを見逃してはなりません。

たとえば数学の勉強をしていたら、問題が解けたか解けないか、解ったか解らないかにばかりに気がいってしまって、それがどれだけの時間でできたのかは後回しになりがちです。

次のような失敗はしていませんか?

試験での失敗例①
模試などで全体的な戦略など考えずに最初から順番に問題を解いて行ったら最後の方で時間が足りなくなってしまった
試験での失敗例②
途中で解けそうな問題があったので、それに没頭していたら時間が必要以上に進んでいて、気がついたら他の問題を解く時間が残っていなかった

こんな失敗をしてしまうのは時間管理と集中力のバランスが悪いからです。

もちろん時間を忘れて没頭するような集中も大切です。しかし受験勉強の最終目標である試験の成功は時間の管理なくしては成り立ちません。

時間を気にすると集中できないといいますが、試験では時間を意識しつつ集中する二律背反を克服しなければなりません。

その克服のためには日頃からの練習が必要です。アナログ時計を利用した集中力の練習方法は、勉強そのものの質を上げるにも有効です。その方法をお伝えします。

アナログ時計の意外な効果とは?

時計を用意するのならデジタル表示の時計よりも断然アナログ表示の時計がおすすめです。それは次のような理由からです。

残り時間を瞬時に判断できる

アナログ表示の時計は文字盤と針によって時刻を示します。そのため数字を直接読み取らなくても針の位置によって時刻がわかります。時間の経過も針の図形的な位置で把握できるのです。

たとえば今長針が15分をさしていたら、それが45分に移動すれば30分経ったことになりますが、それはアナログ表示だと針が反対側に移動したから30分経過した、というように図形的な位置関係によって時間が把握できます。90度なら15分、30度なら5分という具合です。

デジタル表示の時計では今の時刻が15分であると把握できても、その30分後は45分だと頭の中で計算する必要が出てきます。

タイマー付きのデジタル時計もありますが、いちいちタイマーセットするのは面倒です。それにテスト本番ではアラームを鳴らす訳にはいきません。

アナログ時計で集中力の訓練ができる

アナログ時計は時針と分針、それと秒針が付いているものが一般的です。

その秒針の動きをじっと見つめることで集中力を高める練習ができます。その具体的なやり方は次のとおりです。

秒針が一定の時間を移動している間は雑念を抱かないようにします。最初は5秒間、10秒間など短い時間から始め、その時間を徐々に増やしていきます。このようにして雑念を抱かない時間を増やす練習をすれば集中力が高められます。

アナログ時計を利用して勉強の効率を上げる

普段の勉強からの利用することで勉強効率のアップや戦略的な解法を実現できるようになります。

人間が深く集中する力は15分程度しか続かないそうです。そして、その2倍の30分が次に集中力が続く時間で、3倍の45分が集中力が続く限界です。

この15分を意識して集中力のメリハリをつけるように勉強時間をコントロールしましょう。

具体的には以下のようにします。

15分でできる作業量を見積もる

例えば、英単語を50個覚える、数学の大問ひとつ解く、世界史の教科書を2ページ分まとめるなど、おおよそ15分間でできる作業を決めます。

集中を開始する時刻を把握する

作業を始めるとき、アナログ時計で現在の時刻を把握します。そしてその15分後針の位置を確認します。

作業を開始する

実際の作業を始めます。このとき注意してほしいのは、決めた作業中は絶対に時計を見ないことです。ちらちら時計を見ると集中できません。

作業が終わったら時計を見る

作業が終わったら時計を見て見積もった時間と実際の作業をくらべます。

もし作業の途中で集中力が切れら時計を見る

集中力が切れても時計を見ます。そしてもう一度同じ作業に戻るなら、少し休んでから改めて15分間の作業量を再設定します。

時計を見たときは一呼吸置く

15分経って時計を見たときは一呼吸置いてリセットします。視線を机の上から外したり、深く2、3回深呼吸したり、またはお茶を一口飲んでもいいでしょう。

15分間を3セット行ったら少し休む

15分間を3セット、つまり全体で45分間が過ぎたら5分ほど休憩します。立って背伸びをしたり、ぼーっと外を眺めたりしましょう。でもスマホやコミックを見るのはダメです。意識が勉強以外にいってしまい勉強に戻るのに一苦労してしまいます。

15分間がうまく集中できたら今度は30分間で集中して作業を行います。その次は45分間です。

この練習の効果

このように時計を利用して勉強のメリハリをつけるようにすれば、集中力を高めると同時に時間に対する作業量を見積もることができるようになります。

まとめ

アナログ時計を有効に活用して受験を成功させましょう。個人的には文字盤がシンプルで時間が狂わない電波式の腕時計がおすすめです。