家庭教師のすすめ

生徒の自宅に伺って1対1で指導するのが家庭教師の一般的な形です。その利点とはいったい何でしょうか?

時間的な自由度がある

塾に通うのであれば毎週何曜日の何時から何時までと授業の時間割が決められています。病気などで塾を休んでしまえばその日の授業が抜けてしまいます。ふつう塾は補習などしてくれませんから抜けてしまった授業は取り戻せません。

それに対して家庭教師は、自分が授業を受けやすい曜日や時間帯を設定しておいて、もし臨時で休みたい場合は家庭教師に事前に連絡すれば予定を変更してもらうことができます。

学年が変わったり、部活の活動日が変更となって、今まで受けていた日時が不都合となれば家庭教師を受ける予定を比較的容易に変更することができます。

また部活動で帰りが遅い生徒さんはそれに合わせて開始時間を遅くしたり、小学生など夜に勉強することが苦手ならば夕食前に行うことができます。

定期試験の直前や夏休みなどは、その期間だけ指導回数を増やしたり、旅行などで長期不在となるならば、その期間はお休みにして、その代わりに授業を前倒しで行なったり、または後に繰り越したりできます。

このように授業の時間設定を生徒の都合に合わせられるのが家庭教師の利点のひとつです。

友だち同士の悪影響から解放できる

塾で勉強したいと思っていても周りにいる友だちのせいで集中できないことがあります。子どもは友だち付き合いを無視することができません。

子どもの人間関係は大人よりもシビアなところがあります。こんな質問を聞かれると恥ずかしいとか、一生懸命になっている自分を見せたくないとか、ゲームや雑談が断れないとか、子どもたちは周りを気にしています。家庭教師は1対1ですからこの悪影響を避けて勉強にだけ集中することができます。

指導回数や科目を自由に決められる

生徒ひとりひとりが置かれている状況は様々です。

学校の成績を上げたい、受験勉強をしなければならない、勉強のやり方がわからない、やる気がない、などなど。

生徒の状況に合わせて授業スタイルを変えられるのも家庭教師の利点のひとつです。受験の追い込みなら短期間での指導回数や時間を増やせますし、勉強のやり方や習慣づけが目的なら週1、2回を長期間続けるようにすると効果的です。

子どもの変化に対応できる

子どもは日々成長していきます。不得意だった科目が得意になったり新たな科目が不得意になったりします。その状況変化にも家庭教師は臨機応変に対応できます。例えば英語は勉強のやり方が分かったので自主的な勉強に任せ、その代わり国語の指導に切り替えるなど、その時々の状況を判断しながら最善の指導が行うことができます。

生徒の理解度に合わせられる

家庭教師はマンツーマンで教えるため生徒の理解度に合わせた勉強を進めることができます。学校や塾の授業は教室の全員を対象に行われるため理解できない人が出てしまってもその人は置き去りにされます。逆に理解が進んでいる人にとっては物足りないものになります。各生徒にとって過不足のない指導ができるのも家庭教師の利点です。

他にも生徒の長所と短所を把握して得意科目をさらに伸ばしたり、逆に不得意科目を克服するなど、生徒の特性や性格にあわせて授業を行うことができます。

とことん教えられる

生徒さんが理解するまでに要する時間は様々です。すぐに飲み込める子もいれば何度も繰り返して説明が必要な子もいます。学校や塾で分らないことがあって先生に質問しても先生側の時間的な制約で説明が途中で打ち切られてしまうことがあります。するとせっかく真剣に向き合っていた生徒さんのやる気が削がれてします。家庭教師の場合、生徒が望むのであれば納得がいくところまで徹底的に付き合うことができます。生徒さんのやる気を尊重することで勉強に対するモチベーションを維持し、生徒さんに自信をつけさせることができます。分からないことがあっても家庭教師に訊けば必ず解決できるという安心感は勉強を続けていく上でとても大切なことです。

子どもと親の関係が良くなる

親が子どもに勉強をさせたいとき、子どもが素直に聞いてくれないと、親は子どもに感情をぶつけ怒鳴ったりします。子どもにしても頭ごなしに勉強しろと言われるとついつい反抗的になって下手をすると勉強を放棄してしまいます。これでは勉強どころではありません。親と子どもの間に家庭教師が緩衝材として入れば、互いに思っていることをやんわりと伝えられるので親子同士の感情の衝突を避けることができます。子どもにしても勉強の必要性は感じているものです。ただ命令的にやれと言われるのが嫌なのです。家庭教師は第三者として家庭内に入り子どもと親の双方に対して冷静に対応することができます。その結果として良好な親子関係を保つことができます。

夜でも安心

夜に生徒自身が塾に通うとなると、その行き帰りに事件や事故に巻き込まれるのではないかと心配になります。そのため親が塾まで送迎する負担が生じます。家庭教師は自宅に来ますのでその心配がありません。送り迎えがないので親の時間も節約できます。

勉強のやり方を教えてくれる

本来勉強はひとりで行うものです。学校で学んできたことを本当に自分のものにするための自己学習は欠かせません。ただそのやり方については個人個人が試行錯誤しているのが実情です。勉強のやり方を知っている人とそうでない人では、その行き着く先の結果が大きく異なってしまいます。小学生の頃から自己学習のやり方を正しく知っていれば、その後の勉強もスムーズに進み効率よく勉強できますが、そうでないとせっかくの努力が徒労に終わることさえあります。しかし学校や塾でそれを系統立てて教えてはくれません。しかも勉強のやり方は生徒さんの個性によって異なります。それを見極めながらひとりひとりに合った勉強方法を考えられるのは家庭教師以外に考えられません。

まとめ

このように家庭教師には色々な利点が数多くあります。積極的に家庭教師を利用して将来の夢を叶えましょう。